「ギャル霊媒師」と聞くと、派手な見た目と霊媒師という組み合わせに違和感を覚える人もいるかもしれない。
しかし、見た目が派手だからといって、その活動まで胡散臭いと判断するのは早計だ。
今回取り上げるのは、ギャル霊媒師として知られる飯塚唯だ。
公式プロフィールによれば、霊能力の強い家系に生まれ、祖母も霊媒師として活動していたという。高校時代の霊体験をきっかけに能力が覚醒し、高校卒業後には渋谷109でカリスマ店員として活動していた経歴を持つ。
この「渋谷ギャル」と「霊媒師」というギャップこそ、飯塚唯の大きな特徴だ。
ギャル霊媒師が胡散臭くないと考えられる理由
まず確認しておきたいのは、「霊視が科学的に証明されているか」と「飯塚唯という人物の活動が胡散臭いか」は別の話だということだ。
霊視や守護霊といったものは、科学的に客観的な存在として確認されたものではない。
そのため、霊視結果を医学的・科学的な診断のように受け止めるべきではない。
一方で、飯塚唯の場合、公式サイトや動画などを通じて、自分がどのような活動をしている人物なのかを比較的オープンに発信している。
公式サイトではプロフィールや鑑定内容が掲載されており、対面鑑定についても紹介されている。
つまり、「正体のよく分からない人物が突然現れて高額商品を売っている」というタイプとは事情が違う。
霊媒師なのに元109カリスマ店員という異色の経歴
個人的に最も面白いと感じるのが、飯塚唯の経歴だ。
霊媒師というと、落ち着いた服装や神秘的な雰囲気を想像する人も多い。
ところが飯塚唯は、もともと渋谷109でカリスマ店員として活動していた。
公式プロフィールでは、その時期に周囲の人々を霊視・鑑定していたところ評判になり、その後、本格的に霊能力を生かす道へ進んだと説明されている。
この経歴を見ると、現在のギャル的なスタイルは単なる話題作りではなく、本人のキャラクターと過去の経験を組み合わせたものとも考えられる。
「霊媒師だからこういう格好をしなければならない」という固定観念を壊している点は、かなりユニークだ。
公式占いサイトと本人の鑑定は分けて考える必要がある
注意したいのは、公式サイトの占いサービスと、飯塚唯本人による対面鑑定などを同一視しないことだ。
公式サイトには、飯塚唯監修のサービスであり、本人がその都度すべての鑑定を行っているわけではないと明記されている。
さらに、サイト上の鑑定は生年月日などの登録情報をもとにしたサービスとして提供されている。
運営側も、占い結果は将来の出来事を保証するものではなく、娯楽として楽しむサービスだと説明している。
この説明があることは重要だ。
占いを利用するときには、「未来を確定させるもの」ではなく、自分の悩みを整理するための材料として見るほうが適切だろう。
「当たる」という口コミはどう見るべきか
公式サイトには、鑑定を体験した利用者の感想も掲載されている。
2022年8月のアンケートとして、「当たる」と回答した利用者が92%だったと紹介されている。
仕事や性格について当たっていたという感想や、恋愛について背中を押してもらったという感想なども掲載されている。
ただし、ここで重要なのは、これは公式サイトに掲載されたアンケート結果であり、すべての人に同じ結果が当てはまることを証明するものではないという点だ。
占いでは「自分に当てはまっている」と感じることそのものが、悩みを整理するきっかけになる場合もある。
そのため、口コミを「霊視能力が科学的に証明された証拠」と考えるのではなく、「実際にサービスを利用した人の受け止め方」として見るのが妥当だ。
YouTubeで活動していることも特徴
飯塚唯はYouTubeでも活動しており、公式チャンネルでは霊視やスピリチュアル関連のコンテンツを発信している。
YouTubeとの相性が良いのも、ギャル霊媒師というキャラクターの強みだ。
霊媒師というと敷居が高く感じられるが、ギャルという親しみやすいキャラクターによって、相談やスピリチュアルの話題に入りやすくなる。
ここは、単に「派手な霊媒師」というだけではない。
従来なら距離を感じていた層にも、占いや霊視を身近なコンテンツとして届ける役割を果たしている。
胡散臭く感じる人がいるのも不思議ではない
一方で、「ギャル霊媒師は胡散臭い」と感じる人がいること自体は理解できる。
そもそも霊視や守護霊といった概念には、科学的に検証された部分と、信念・スピリチュアルの領域を明確に区別する必要がある。
また、公式サイトには「生霊」「守護霊」「オーラ」などを扱った鑑定例も掲載されている。
こうした言葉に抵抗を感じる人なら、疑問を持つのは自然だ。
ただ、それだけで「胡散臭い人物」と決めつけることも適切ではない。
大切なのは、霊視を事実として断定するのではなく、本人がどのようなサービスを提供し、利用者にどのような説明をしているのかを見ることだ。
ギャルだからこそ成立する霊媒師という立ち位置
飯塚唯の面白さは、霊媒師という古くからある存在を、現代的なキャラクターに変換しているところにある。
霊媒師=神秘的というイメージから離れ、ギャルらしい話し方やファッション、YouTubeという現代的な発信方法を組み合わせている。
これはある意味で、スピリチュアル業界におけるブランディングとして非常に分かりやすい。
「霊媒師っぽく見せる」のではなく、「自分自身のキャラクターを前面に出して霊媒師として活動する」。
この違いは大きい。
個人的には、飯塚唯を見るときは霊視が本物か偽物かという二択だけで考えるより、「なぜこれだけ多くの人がコンテンツとして興味を持つのか」という視点を持つと面白いと思う。
まとめ
ギャル霊媒師・飯塚唯について調べると、霊能力の強い家系に生まれたというプロフィール、渋谷109のカリスマ店員を経た経歴、対面鑑定やYouTubeなどの現在の活動が確認できる。
一方、霊視や守護霊そのものについて科学的に証明されたと考えることはできない。
だからこそ、鑑定結果を絶対的な事実として受け取るのではなく、自分自身を見つめ直すための一つの材料として利用するのがよい。
「ギャルだから胡散臭い」という判断には根拠がない。
むしろ、従来の霊媒師像にとらわれず、自分のキャラクターを武器に情報発信を続けている点に、飯塚唯ならではの面白さがある。
胡散臭いかどうかを見極めるなら、見た目ではなく、提供されているサービスの内容、料金、注意事項、そして自分がどこまでを占いとして受け入れるのかを確認することが重要だ。